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Hallo!実は司書の資格を持っているAnn(@Ann01110628)です(=゚ω゚)ノ
小さいときから好きで図書館にはよく行ってましたね~。
そんな図書館好きな私ですが、日本ではあまり図書館に行く人がいないのが不思議でした。
だって最新の雑誌も置いてあるし、無料だし凄い便利じゃないですか??
とか言いつつ、ドイツに住んでからは地元の図書館をまったく使っていませんでした(;’∀’)
しかし使ってみると日本との違いがいろいろ面白い。
ということで今回は最近やぁーっと利用しだした『デュッセルドルフ中央図書館』について書いていきたいと思います!
さすがデュッセルドルフの図書館ということで、ドイツ語版の日本漫画も少し置いてあります。
「これも勉強…ニヤリ」と言い訳しながら借りて楽しんでますよ~(笑)。
■初公開日:2017年11月18日
アクセス抜群のデュッセルドルフ中央図書館
中央図書館の場所はデュッセルドルフ中央駅からすぐの場所にあり、VHS(Volkshochschule =市民の学校)と同じ建物です。
中央駅の旧市街側と反対側の出口(20番線ホームやスタバがある方)を出て、まっすぐ進むと到着します。徒歩約1分の激チカ。
デュッセルドルフの中央図書館は約450,000冊の本や音楽CD、DVDなどを保有する大型の図書館ですが、このようにアクセスが良いので嬉しい限りです。
図書館の設備や気になったところをご紹介
トイレは無料で使える
ドイツでは珍しく、建物内のトイレは無料で使えます。まぁ市立図書館ですからね~。
でも女性のトイレには便座はないのでご注意を!
多分男性側も座る方の便器にはないと思われます。(男性の皆さんどうでした?)
この形式のトイレはたまにヨーロッパにあります。でも、あまりドイツでは出会わないので、今回遭遇してびっくり(笑)。
そうそう、もうひとつ図書館のトイレを使うときの注意が!
このトイレの個室の中にはトイレットペーパーがありません。
共用スペースに共有のトイレットペーパーがあるので、個室に入る前に使う分を取ってから中に入るのを忘れないように~!!
これもたまにヨーロッパのトイレで出会うので、頭の片隅に入れておくと良いかも。個室に入ったらまずはトイレットペーパーのチェックですね 😎
日本語の本や漫画(コミック)がある
日本語の本は2016年から並ぶようになったそうです。すごい!
しかし私はまだ見つけられていません笑。どこにあるんだろうw
でも漫画コーナーは分かりました😏
2階の階段を登った先の奥にあります。
漫画コーナーの本は日本の漫画のドイツ語版が主ですが、中には日本語のままのものもあります。
ドイツ語版では私が今ハマりにハマってる『進撃の巨人』がありました。嬉しい~!
けど、セリフの文字が多くて結構読むのが難しです😭
でも好きだから頑張って読んでます(笑)
残酷なシーンもあるから連載当初はぜんぜん読んでなかったんだけど(怖いから)、読んだら超面白かった…。ていうか色々深い。
設定や物語が本当に凄いです。謎がどんどんつながっていく~。
ドイツの本屋さんでもコミックコーナーには必ず進撃の巨人は置いてあるので、ドイツで人気だと思います。
Japan Tagでも進撃のコスプレもよく見ましたしね。
そしてこれまた私の好きな『乙嫁語り』もあってテンションが上がりました~!
この『乙嫁語り』は進撃に比べてセリフもあまり多くないので読みやすい。普段の生活の様子などが出てくるので、言葉も勉強になります~。
いやー、日本でまだ読んでなかった7・8巻をドイツで見ることになるとは思ってもみませんでしたよ。
19世紀の中央アジアが舞台のいろいろなお嫁さんを中心とした物語。メインは12歳の男の子に嫁いだ20歳の女性の話だけど、超絶面白いから9巻も楽しみ~。
ということで、コミックのおかげで以前よりドイツ語にふれあう機会を増やすことができました(笑)。
Ann
CDやDVDなどが借りられる
日本の図書館でも借りられると思いますが、CDやDVDの種類が多い印象でした。
日本の映画もありましたよ~!
インターネットコーナー
自分のデバイスがなくても、インターネットが使えるコーナーもあります。
ドイツ語の教科書
語学学校で使われるドイツ語の教科書も何種類がそろっています。
私が語学学校で使っていたNetzwerkもありました💡
ゲームコーナー(LibraryLab)
これ1番びっくりしましたが、ゲームができるコーナー(LibraryLab)があります。図書館にゲームってなんでなんだろう(笑)。
これは最近できたそうなんですか、州政府から資金を得ているきちんとしたプログラムとのこと。
PS4やXboxのほか、3D眼鏡みたいなものもありました。
読書&学習スペースは多い
1階や2階に読書や勉強するための机や席が多くあるので、座れないということは基本ないです。(いつも混んでいるけど)。
利用者にはいろいろな国籍の人や年代も幅広いですが、特に若い人が多い印象を受けます。
また、日本と違って物音を立てないぐらい静かにしなきゃいけない、という環境ではないです。
普通に話している人もいますし、あと飲み物ぐらいなら飲んでOK。飲料自動販売機もありますね。
ただ、うるさい訳ではないですが、シーンとしてないと読書や勉強が集中できない!っていう人にはあまり向かないかも。私はぜんぜん大丈夫ですけどね(笑)。
本当に物静かな環境が良い人は一階の奥に勉強スペースがあったので、そちらがいいかもしれません。
コピー機
日本だとコンビニに必ずコピー機があって使えますが、ドイツだとコピー機があるお店ってほとんどないです。(HANAROさんの前の印刷屋さんぐらいしか知らない)。
図書館のコピー機は使ったことはないですが、白黒は1枚10セントで利用可能です。
図書館の利用方法
入場は無料
入場自体は無料です。
館内で本を読む、勉強をするなどは誰でも利用することができます💡
1階や2階の窓側の席にはコンセントの差込口があるのでパソコンを充電しながら使うことも可能です。
たまに携帯の充電とかしている人もいますけどね
図書館カードは年会費が必要
日本と大きく違うのがここ!!
日本では無料で利用者登録ができ、本やCDなど借りられると思いますが、デュッセルドルフ市立図書館では年会費がかかります。
年会費は大人20ユーロ。(※21歳以下は無料)
申請方法は中央図書館の場合、入り口を入ってすぐ左側に『Anmelden』のカウンターがあるので、そこで登録を行いたい旨を伝えます。
必要な書類は『有効な身分証明書のID』または『パスポート』、『住民票』の2点です。
利用方法や規則の説明などは「ドイツ語と英語どっちが良い?」と聞いてくれたので、英語でも大丈夫だと思いますよー!
返却期限を過ぎると延滞料が発生する
返却期限を過ぎて延滞してしまうと延滞料がかかります!
これも日本と大きく違うところですね。
基本的に書籍は28日間、音楽CDやDVD、ブルーレイは14日間の貸出し期限です。
これを延滞してしまうと1週間ごとに1.5€の延滞料がかかります。これは必ず忘れないようにしないと!
日本の公共図書館だと特にペナルティーはないので、長く延滞している人もいますよね。。。(私の大学の図書館は延滞分の日数が貸出禁止でしたが。)
ドイツのようにお金が発生してしまうようにすれば、延滞する人もいなくなるのではないかな~と思うのでした。
貸出手続きは自動貸出機によって行う
これが貸出しの手続きに使う機械です。
日本だと通常、カウンターに行って人による手続きをしてもらうのが一般的だと思いますが、デュッセルドルフ中央図書館ではすべて自動貸出機による手続きでした。
ネット検索してみると、日本の一部の公共図書館も取り入れているところがあるみたいですね~。
図書館は2階建てになっており、1階・2階どちらにも自動貸出機はいくつかあります。
使い方はとても簡単。
- まず最初に右側の四角の枠にカードを置きます。借りる本をすべて手続きするまで置きっぱにします。
- 次に真正面の大きい資格の枠に借りる本やCDなど置くと、画面にタイトル名が出るので緑のチェックが出ればきちんと貸出手続きが出来てるので、次の本などを置きます。
- すべて終わったら、最後に左側の『Quittung』のボタンを押せば借りている本のタイトルや返却日が記載されたレシートが出てきます。
- もしレシートが不要な場合は右側の『Ende ohne Quittung』を押せば終了。
最初に右上の国旗マークをタッチすると言語が変更できます。
まさかの日本語もありました!しかも日本語でやるとレシートも日本語…凄いぜデュッセルドルフ。
これを見たときの私の反応は
Ann
って思いました(笑)。
手続きは凄い簡単なので、誰でもできますよ♪
ただきちんと手続き出来てなかったり、手続きし忘れたりすると出口を通る前に盗難防止用のセンサーがなるのでご注意くださいませ。
自動返却機による返却の仕方
返却も機械を使います!
自動返却機は図書館の入り口の右側にあるので、返却のみなら図書館に入らなくてもすみます。
使い方はこちらもとっても簡単。
- まずカード型の四角にカードをタッチ。
- カードをタッチすると返却口が開くので一冊ずつ入れる。
- 返却した旨のレシートが欲しい人は『Quittung』を押せばOK。この辺りは貸出機と同じだったはず。
手間がかからず合理的です!
さて話はちょっとそれますが、貸出・返却のカウンター業務のイメージが強い司書(図書館職員)ですが、この手続きが自動なら、他に何してるの?って思う人もいるはず。
いやいやレファレンスサービス(利用者の欲しい本を探す。アバウトな希望だと難しい)の対応や、本の情報をパソコンに入力したり、本の配架とか、修理とかエトセトラ。実はいっぱいやることがあります。
なんか司書って簡単なイメージを持たれてそうですが、いろいろ大変だと思いますよー。
WIFI(WLAN)の利用方法
年会費を払っている方限定になりますが、図書館内でWIFIを利用することも可能です。(デバイスは1機のみ。パソコンと携帯両方という使い方はできません。)
使い方は図書館のネットワークを選んで、ユーザー名に『自分のカード番号』を、パスワードに自分の『パスワード』を入力すればOKです。(中央図書館以外の図書館でiwfiを利用したい場合、パスワードは職員に聞く)。
初期設定の場合のパスワードは『自分の誕生日』(例:1990年1月1日生まれの場合→01.01.1990という感じに入力)になっています。
パスワードは図書館の公式サイトから自分の好きなパスワードへ変更手続が可能です。
利用者が多いと速度が少し遅くなったり、場所によっては繋がりづらいこともあるのがちょっと難点 😕
まぁそこまでイライラしません。
2019年現在、図書館カードを持っていない一般来訪者も無料でWIFIを利用できるようになりました。ネットワークは『Stadtbüchereien Frei』です。
前述のとおり、1階2階の窓側席にはコンセント付きの作業机コーナーがあるので、携帯やパソコンを充電することもできます。
ノマドワークもできちゃいますね~。
デュッセルドルフ中央図書館の基本情報
開館時間
月曜日~金曜日 11:00~20:00
土曜日 11:00~14:00
平日は結構遅くまでやっているので嬉しいです 😳
ただ始まりがちょっと遅い…!
場所・行き方
デュッセルドルフ中央駅から徒歩約1分。
20番線ホーム側の出口(スタバがあります)からまっすぐ進めば到着です。
補足:デュッセルドルフ市内に15つの地域図書館があり
中央図書館以外にもベンラートやビルク、オーバカッセルなど15の地域に図書館があります。
地域の図書館も興味があるので、機会があれば行ってみたいと思います~♪
参考:市内の図書館一覧
まとめ
以上、デュッセルドルフ中央図書館についてでした!
やはり一番驚いたのは年会費がかかることと、延滞した際は延滞料金がかかることですね~。
ここは日本と大きく違う。
年会費はともかく、延滞料金は日本でもあった方がいいなーって思います。そうすれば延滞する人必ず減るはずだし。
とまぁ、こんな感じでまだまだ利用できる本が少ない私ですが、読書以外にも使える場所なのでこれから頻繁に利用していきたいと思います~。
それでは(=゚ω゚)ノ
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