【ドイツ鉄道】ICE・ICなど特急の乗り方・WIFI・座席指定席、ほか基本情報

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Hallo! 旅行するにはドイツ鉄道は欠かせないAnn (@Ann01110628)です(=゚ω゚)ノ

今回はドイツ旅行には欠かせないドイツ鉄道(Deutsche Bahn=以下略してDB)の高速列車ICEメイン(ほかIC、EC)のお話。

初めて乗る方向けにドイツ版新幹線の乗り方などについて詳しくご紹介します💡

ICE・IC・ECについて

列車の名称・読み方

列車名
  • ICE /イーツェーエー
    Intercityexpress(インターシティーエクスプレス)=都市間超特急
  • IC / イーツェー
    Intercity(インターシティー)=都市間特急
  • EC / エーツェー
    Eurocity(ユーロシティー)=ヨーロッパ都市間特急

ドイツ鉄道の高速列車を大まかに分けるとこの3つ(細かく書きません)。

まぁ、日本の新幹線みたいなものですね。略称の読み方はドイツ語読みです。

優等列車の順番はICE→IC→EC。

3つとも食堂車が併設されていることが多いですが(車両タイプによります)、無料wifiはすべてのICEおよび一部のICのサービスです。

座席の予約は必要か不要か?の問題

結論

ICE・IC・ECは座席の予約をしなくても乗ることは可能

※一部全席指定の列車をのぞく

日本の新幹線みたいに、指定席車両・自由席車両と分かれている訳ではないので、切符(チケット)を買えばそれで乗れます。

『座席を予約した人=指定席を購入した人』がいたら指定席が生まれ、その席以外は自由席です。

じゃあどうやって指定席かどうか判断するの?

見分け方については後述します💡

長時間乗る場合や混雑時期は指定席を購入しておいた方が賢明です。また乗車予定の列車が混雑しているかどうかは DBの公式サイトや公式アプリの時刻表検索で確認できます。

予約が必須な列車の見分け方

予約が必要

『R』マークがあれば全席指定席の列車

さて、基本的には全席指定席の列車は少ないですが、心配な方は乗る前に予約が必要な列車かどうか確認しましょう。

ドイツ鉄道の公式サイトやアプリなどで切符を買う際に、その列車に『R』マークがついていれば『全席指定席』の予約が必要な列車です。

たとえばこのDBアプリの画面。

乗る予定の便を検索したら『R』のマークが出ていますね。Rマークは全席指定の列車を意味します。

詳細を見てみるとICEはRマークがないので予約は不要ですが、次の列車であるECにはRのマークがあります。

つまりこのECは、座席指定の予約要の列車です。

Ann

見分け方簡単でしょう!
ドイツ鉄道の乗換案内(時刻表検索)
  1. ドイツ鉄道公式サイト:www.bahn.de
  2. ドイツ鉄道公式アプリ:DB Navigator
    DB Navigator
    DB Navigator開発元:Deutsche Bahn無料posted withアプリーチ

乗り方・車両・座席について

チケットと車内検札について

乗り方自体は難しいことはありません。

購入したチケット、またはジャーマンレイルパスなど乗り放題パスを持って列車に乗るだけ!

以上!簡単でしょう?

ドイツでは改札はない代わりに、通常電車に乗る前には購入した紙ベースの切符の印字が必要です。

しかし、ICEなど日付指定で購入する特急列車の場合は紙の切符に印字は不要です(というか印字の機械に入りません。)

車内検札がきた場合にチケットを見せればOKです。

注意
  • モバイルチケットの場合は、スマホなどのデバイスの充電切れに気を付けること
  • パスポートなどの身分証明書や(私は一回も要求されたことはないですが)購入時のクレジットカードは持参しておくこと
  • 紙ベースのジャーマンレイルパスなどレイルパスは場合、乗る前にずバリデーションをしておくこと

ICEに乗る人はやっておくと便利

ジャーマンレイルパスのバリデーションのやり方

座席は1等席車両と2等席車両がある

ICEをはじめ特急列車には1等・2等席車両があります。

たとえば上記の写真のように車体の外観に『1』と書いてあれば1等席車両です。

2等席の切符を購入した場合、1等席には乗れないので必ず2等席へ。

車体には1等または2等かが記載されているので、数字を確認して乗りましょう 😀

また、ホームのどの位置に1等車両・2等車両がくるか、事前に知ることができます。

このような列車編成表示の確認方法をいくつか次でご紹介します 😉

【駅で確認する方法】①ホームの電光掲示板

まず一般的な確認方法がこちら。

出発ホームの電光掲示板です。

たとえばこの写真だと、1等席はホームのBの部分。2等席はC~Eの部分にくるのが分かります。

【駅で確認する方法】②列車編成表示板

ちょっとこちらはアナログですが、基本的にはホームにある『列車編成表示板』(Wagenstandsanzeiger)でも確認できます。

これで乗る予定の便の情報を見てください。

ちなみに赤マルの部分がポスターがある位置を示しています。

電光掲示板にまだ該当便の表示が出ていない際はこれを見て移動ができます。

【ネットで確認する方法】DB公式サイト・アプリ

列車編成表示は DBの公式サイト:www.bahn.deや公式アプリ:DB Navigator でも調べられます。

ここではアプリで説明しますね💡

まず自分の乗る予定の便を検索してクリックします。

詳細を開くと右側に『ABC🚄』のマークがあるのでそこをクリック。

そうすると該当便の編成表示が見られます。

この場合、B~Dが2等席車両・Dが食堂車、DのEよりが1等席車両ということが分かりますね!

ホームのアルファベットは何ぞや

ホームにはこのように場所によってアルファベットの標識で区切られています。

編成表を確認したあと、希望の位置に行きましょう💡

きちんと確認して該当のアルファベットの場所に行ったのにも関わらず、何でか分かりませんがまったく違う場所に停まることもたま~にあります。その場合はしょうがないので、「何でだよ!」と叫んで終わりましょう~

座席の指定席と自由席の見分け方

さて、これはドイツ鉄道旅行をするなら必ず知っておきたいところ!

一番知りたい人も多いのではないでしょうか?

先ほど指定席車両と自由席車両の区別はないと書きましたが、初めて乗る旅行者には分かりづらいですよね。

どの席に座れば良いのだろう…。

と思う人もいるはず。

指定席券を購入した人の席(座席予約した人)=指定席。

なので、指定席券を購入していない人(座席予約をしていない人)は、指定席以外(自由席)に座ることができます。

Ann
Ann

つまり電光掲示板の表示がないところね。口述するよ。

Ann
Ann

指定席に座ってても良いけど、当たり前だけど来たらどかなきゃダメ。

db ice

さて、どの席かが自由席かは見分け方は簡単です。

座るときまず確認をするのがこの『席番号の電光表示』。

基本は席の頭上、ICE4など一部の列車は席の通路側にありますが、ここで判断します。

補足

(今はもうほとんどありませんが)古いタイプの車体だと、指定席(予約席)は紙で記載されるものもあり。

自由席の場合

この席は何も表示されていないので予約が入っていない席=自由席。

これを見つけられたら最高に幸せです。座ってあとは目的地まで安心~♪

また、席番号の見方はこの写真だとちょっと見づらいのですが、人のマークの左側に『□』がある方が窓側席です。つまり…、

  • 36番 → 窓側席
  • 38番 → 通路側席

指定席(予約席)の場合

続いては電光掲示板に区間が表示されている指定席の場合。

この写真は『Nürnberg-München』と区間が表示がされているので、

『ニュルンベルク~ミュンヘンは予約が入っています』=指定席(予約席)

ということになります。

ただ、それ以外の区間(例えばニュルンベルクまでの区間、またはミュンヘン以降の区間)であれば座って問題ありません。

そして時たま予約表示が入っていても、乗客が来ないこともあるのでその場合は座ってしまったりします。

出発から15分後には予約の電子表示は消えてしまうので、予約者は注意してね!

電光掲示板のその他の表示

ggf.freigeben

『ggf.freigeben』は嫌いですね(笑)。

これは、

もしかしたら予約が入っているかもしれないし、入ってないかもしれない

そんな意味の表示です。

ひどいときは一車両分ぜんぶこの表示のときもあります。

いつ予約者が来るか分からないので、あまりいい心地はしないんですよね… 😐

ということで、もしかしたら自分の座っている席は指定席(予約席)かもしれないので、予約者がきたらどくことになります。

BahnBonus

依然はBahnComfortだったサービスは現在『BahnBonus』に変更となり、『BahnBonus』のステータス【ゴールド】【プラチナ】所有者の専用座席エリアが誕生しました。

『BahnBonus』専用エリアの場合は基本的に上記のステータス者以外は座ることができません。

指定席の予約方法(席予約)・料金

指定席の料金
  • 2等 @4,90€ (ファミリー料金の場合は9,80€)
  • 1等 @5,90 €※ (ファミリー料金の場合は11,80€)
MEMO

※1等席のフレックスチケット(Flexpreis)は指定席代が料金が含まれているので、チケット購入時に座席指定すれば別途買う必要はなし。単品で指定席を購入する場合は料金がかかります。

指定席(席予約)のみの購入も可能なため、ジャーマンレイルパスなどのレイルパス所有者も指定席(席予約)を単品で購入できる。

指定席(席予約)の購入場所
  • オンライン(DBの公式サイト:www.bahn.de 、公式アプリ)
  • 自動券売機
  • 窓口=Reisezentrum

上記で切符と同時購入または単品購入が可能(出発間際は不可)。

なお、購入後の指定席(席予約)の変更キャンセルは基本できません。

ICE車内の様子

座席

2等

基本の配列は2-2席の並びです。

前との間隔は結構広いので快適。

Ann

でも新幹線の方が席の間隔は広い。

中にはボックス席もあります。

ドイツ鉄道の電車は基本的には向きを変えられないので、テーブルもあるし向かい合わせで乗れるボックス席は人気ですね。

車体によってはコンパートメントタイプの席もあります。

Ann

貸し切りだと良いけど、個室に知らない人同士が向かい合って座るので私はあまり好きじゃない。

幼児がいる方は幼児用コンパートメントが本当におすすめです!

1等

1等席と2等席の大きな違いは通常席の配列が1-2列になっていることですね。

あとシートの座り心地がよく(本革)、前や隣の席との間隔が広いです。

Ann

シートピッチは2等に比べて1等は7cmぐらい広いらしい!

ボックス席は2等席では4名のみだったのが、1等席では2名用もあります。

こちらは1等のコンパートメントタイプです。

2等よりゆったりと席が配置されています。

あと1等席だとお菓子をもらえたりするのですが、私が利用したときはドイツが誇る人気チョコレートRitter Sport(リッター・スポーツ)で嬉しかったです。

お菓子の内容は年々変わるようなので、乗るときのお楽しみ?

1等と2等席の違いまとめ

1等席限定のサービス
  • 快適で広々としたシート
  • 席の配列が1-2(2等席は2-2)
  • WIFIが無制限(2等席は200MB)
  • 席で食事や飲み物の注文が可能
  • 主要駅でのラウンジが利用可能※Flexpreisチケットが対象
    (Super SparpreisやSparpreis、ジャーマンレイルパス、ユーレイルパス、インターレールパスの1等チケットは不可)
  • チケット代に指定席代金が含まれている
  • 新聞のサービス

ICEの1等席と2等席の違いはざっとこんな感じです。

あと確実に2等席より1等席の方が静かに過ごせます。

無料WIFI

無料WIFIの接続方法など詳しくはこちらの記事にまとめました。

駅構内のフリーWIFIにつていはこちら

食堂車

食堂車に憧れる人は多いのではないでしょうか!

ほとんどのICEは食堂車を導入しています(広さなどは便による)。

食事を食べたりコーヒーを飲んだり。生ビールも飲めますよ 😉

もちろん乗客全員が利用できます。

深夜~早朝はやっていないのでご注意ください。

そのほか、コーヒーの車内販売で席までまわってきてくれたりします。支払いはカードもOKです。

荷物置き場

荷物置き場は車体によりますが、だいたい車両の真ん中あたりにあり、大きいスーツケースも置けます。

現地の人もたいてい大きいスーツケース持ってますから、混み具合にもよりますが結構いつも満杯かな~という記憶です。

盗難とか気になる人はワイヤーロックなどを持参し荷物置き場にくくりつけておくか、邪魔になりますが自席に持っていくかですね。

機内持込サイズや少し大きめのスーツケースでも上の棚に乗せられると思います。

重くて持ち上がらない場合、近くの方にお願いすれば乗せるの手伝ってくれますよ。(言わなくても結構手伝ってくれる確率高し。みんな優しい。)

ただ自分に起きたことなんですが、一回棚に入れていた荷物が盗難未遂にあったことがあるので、荷物は気を付けてみておいてください!

トイレ

ICEのトイレは比較的キレイです。

基本的な鍵をかけるタイプから多機能トイレ(おむつ台もあります)まで。

ドアの開閉ができる自動ドアタイプの場合、ボタンでドアを閉めたあとにドア自体の鍵をかけないと外から開けられてしまうから気を付けてくださ~い。

終わりに

以上、基本的なドイツ鉄道のICEほか特急列車の乗り方や指定席の見分け方などでした!

はじめて乗るときはどきどきしますが(私もそうでした~!)、このブログを読んで少しでも不安が解消されれば幸いです。

遅延がちょっと(だいぶ…?)多いですが、ドイツの鉄道旅行は楽しいので満喫してください。

それでは(=゚ω゚)ノ

ドイツ鉄道公式サイトでICEを予約をする