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Hallo!ドイツ在住のAnn(@Ann01110628)です(=゚ω゚)ノ
現在全世界で猛威を振るっている新型コロナウイルスの影響により、日本は水際対策として日本人をふくむ入国者に対しての検疫を強化しています。
さらに2020年冬からは変異種ウイルス(以下、変異株)の感染拡大を受け、新たな水際対策措置が追加となっています。
私は今のところ帰国予定はありませんが、いつ帰国しなくてはいけない状況になっても問題ないように現在の帰国時の検疫ルール(陰性の検査証明書など)についてまとめてみました。
Ann
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■初回公開日:2021-01-18
大まかな流れと水際対策(検疫強化)はいつまで?
- 出国前72時間以内の陰性の検査証明書の提出
- 誓約書※1や質問票Web※2の提出
※1:入国後の待機期間がない者は不要
※2:ファストパス利用者は不要 - スマートフォンの所持と必要なアプリのインストール(入国後の待機が必要な者が対象)
- 到着時のコロナ検査と入国後3~7日間の待機
・滞在国が青色地域→コロナ検査&待機も不要
・滞在国が黄色地域でかつ有効なワクチン3回接種証明書がない者→コロナ検査と待機が必要
※ワクチン3回接種証明書の所持者はコロナ検査&待機も不要
・滞在国が赤色地域→コロナ検査と指定の宿泊施設での待機 - 公共交通機関の不使用(入国後の待機が必要な者が対象)
※入国後のコロナ検査時から24時間以内は利用が可能 - アプリを通じて健康確認や位置情報の保存など(入国後の待機が必要な者が対象)
2022年6月1日より、一部の国・地域からの入国・帰国は空港到着時の検査などが免除になりました。
それでは①~⑥についてそれぞれ説明していきます。
ファストトラック:政府が推奨している検疫手続きの事前登録
空港での検疫手続きの事前登録ができます!
厚生労働省ホームページ
日本に入国する前に、アプリ上で検疫手続きの一部を事前に済ませることができます。
*搭乗便到着予定日時の16時間前までにアプリ上での事前申請を完了してください。
*ファストトラックは成田国際空港、羽田空港、中部国際空港、関西国際空港、福岡空港より入国する方がご利用可能です。
厚生労働省ホームページ
2022年3月1日から成田国際空港、羽田空港、中部国際空港、関西国際空港、福岡空港から入国する人を対象に、ファストトラックが開始されました。※成田国際空港は3月9日から
これは入国前にアプリを用いて入国時の検疫手続きの一部を事前に登録することによって、到着空港での手続きを簡素化できるものです。
詳細は厚生労働省ホームページ《ファストトラック》をご確認ください。
1. 出国前72時間以内の陰性の検査証明書の提出(出国前とはいつ?)

- 検査時間が出国前=搭乗する航空便の出発時刻前の72時間以内
- 所定のフォーマット、または必須事項が記載された任意フォーマットでの提出
【核酸増幅検査】
- real time RT-PCR法(real-time reverse transcription PCR)
- LAMP法(Loop-mediated Isothermal Amplification)
- TMA法(Transcription Mediated Amplification)
- TRC法(Transcription Reverse-transcription Concerted reaction)
- Smart Amp法(Smart Amplification process)
- NEAR法(Nicking Enzyme Amplification Reaction)
【その他】
- 次世代シーケンス法(Next Generation Sequence)
- 抗原定量検査(Quantitative Antigen Test/CLEIA) ※抗原定性検査は不可。間違わないように
- 鼻咽頭ぬぐい液
※鼻咽頭(読み:じょういんとう) - 唾液
- 鼻咽頭ぬぐい液と咽頭ぬぐい液の混合検体/※2021年7月1日より有効
- 鼻腔ぬぐい液/※2022年3月9日より有効 注)核酸増幅検査のみ有効
まず滞在国(地域)を離れる前に用意をしないといけないのが、こちらの『出国(航空機出発時間)前72時間以内に受けたコロナ検査の陰性の検査証明書』。
日本に入国する全員が検疫所に提出が必要になります。
日本語または英語のほか、いくつかの言語で所定のフォーマットがあります。フォーマットは厚労省のサイトにあります。


以前は提出ができなくても検疫所が確保している宿泊施設などで指定日数余計に待機することで入国は可能でしたが、現在は陰性証明書がないと飛行機自体に搭乗ができません。
必ず取得するようにご注意ください。
陰性の検査証明書のフォーマット(書式)や検査方法の指定について詳しくは、厚労省のホームページ『検査証明書の提示について』に記載があります。
つまり、日本政府の定める所定のフォーマット(または必須事項を記載した任意のフォーマット)で検査結果をもらえる医療機関を探し、かつ出国(フライト出発)前72時間以内に検査を受け、そしてフライトの搭乗前までに検査結果を受け取ることができるかが必要になります。
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1. 補足:検査証明書についてのQ&A
乗る予定の飛行機が10時間の遅延!72時間以内を超えてしまうけど、再検査は必要…?
陰性の検査証明書については出国(航空機出発時間)前72時間以内に受けた検査であることが必要です。
しかし、搭乗予定のフライトが遅延した場合はどうなるのでしょうか?
小さい子供がいるけど、子供も検査証明は必要?
幼児や未就学児でも大人と同じように検査証明書を所持していなくてはならいでしょうか。
上記のように検査証明については【このパターンの場合はどうなるんだろうと】疑問に思う点も多いですよね。
その際は厚生労働省のサイトに検査証明書のQ&Aが掲載されているのでご覧ください。解決する回答があるかもしれません。
一部どのような内容なのか参考のために引用します。
6 搭乗予定のフライトが出発当日キャンセル又は大幅に遅延し、当初想定の 72 時間を超えて帰国する場合の対応はどうなりますか。
厚生労働省-検査証明書について(Q&A)
8 国際線トランジットで(1)経由国での入国を伴わない場合、(2)経由国の国 内法の定めに従って経由国での入国を求められる場合の、それぞれについて「出 国前 72 時間」の起算点を教えて下さい。
厚生労働省-検査証明書について(Q&A)
10 子供も検査証明書が必要となりますか。
厚生労働省-検査証明書について(Q&A)
14 電子的に交付された検査証明書は有効ですか。
厚生労働省-検査証明書について(Q&A)
検査証明書についてのQ&Aは厚労省のサイトより確認できます。
2. 誓約書や質問票Webなど必要書類の提出
- 【誓約書=入国後の待機が必要な者が対象】日本の検疫措置を遵守する旨の誓約書/こちら
- 【質問票Web=ファストトラックを利用しない者が対象】海外滞在歴や日本滞在時の情報などを入力しQRコードで提出/詳細・回答入力画面※・Q&A
※回答入力画面は日本語ほか、英語(ENGLISH)・中文(繁體/简体)・韓国語(한국어)・ベトナム語(Tiếng Việt)・タガログ語(Tagalog)・インドネシア語(Bahasa Indonesia)・タイ語(ภาษาไทย)・ポルトガル語(Português)・スペイン語(Español)に対応
※内容が更新されることがあるので質問票の提出について最新情報はこちらから確認ください
誓約書と質問書Webは事前登録が可能なので自宅や搭乗前にすませてしまうのがいいと思います。
また、質問書Webについては事前登録後のQRコードを提示できないと搭乗手続きができない航空会社があるようなのでご注意ください(在デュッセルドルフ領事館ホームページに注意喚起あり)。
上記以外にも到着空港によってさらに必要な書類がある場合もありますので、到着時に確認ください。
なお、誓約に反した場合は停留の対象や、日本人の場合は氏名などが公表される可能性があります。
3. スマートフォンの所持と必要なアプリのインストール(対象:入国後の待機対象者)




- MySOSのインストール(入国者の健康や居所確認アプリ)
- 推奨:COCOAのインストール(接触確認アプリ)
入国後の待機対者が待機中に行う健康フォローアップ(位置情報の確認やビデオ通話)にはアプリが必要となるので、持っていない人は事前にスマートフォンを所持しておかねばなりません。
万が一事前にスマートフォンの準備ができない人は、入国前の空港内でレンタルをすることになります。
レンタル料は自己負担でクレジットカード払いが基本です。
なお、こどもでも13歳以上場合はスマートフォンを所持していない場合、レンタルが必要になります。
料金や支払い方法など公式サイトで確認できます
4. 空港のコロナ検査&入国後の待機場所や待期期間について
こちらから確認できます
- 【対象者】赤およびワクチン接種証明書がない黄色の国・地域からの入国者
※青色およびワクチン接種証明書がある黄色の国・地域からの入国者は検査や待機不要 - 【検査方法】みずから唾液を採取する(難しい場合は鼻の奥の粘膜)
- 【検査結果判明までの待機場所と時間】検疫所長が指定する待機場所(主に空港内)で待機。結果は現地職員よりあり。検査結果までは約1~3時間。状況により時間は前後する※特に成田空港では便が集中する時間帯(夕方など)は検疫手続きに長時間かかる場合があるそうなので、乗継便などの手配にご注意ください
検査結果が陽性の場合👇
指定の医療機関や療養施設等で隔離・待機へ
空港検疫で陽性となった方が、ゲノム解析の結果、オミクロン株以外(デルタ株等)の陽性者と判明した場合、当該陽性者の機内濃厚接触者の方は、濃厚接触者としての待機期間が14日間になることがあります。
厚生労働省
検査結果が陰性の場合👇
- 【過去14日以内に滞在が黄色の国・地域からの入国者でワクチン3回未接種の方】入国後7日間隔離(自主待機)※入国後3日目以降に自主検査をして、陰性の結果を厚生労働省の入国者健康確認センターに提出し確認が完了した場合は、その時点で待機終了
- 【過去14日以内に滞在が赤色の国・地域からの入国者で、有効なワクチンを3回接種済み証明書所持者】入国後7日間隔離(自主待機)※入国後3日目以降に自主検査をして、陰性の結果を厚生労働省の入国者健康確認センターに提出し確認が完了した場合は、その時点で待機終了
- 【過去14日以内に滞在が赤色の国・地域からの入国者でワクチン3回未接種の方】検疫所が指定する宿泊施設で入国後3日間隔離(待機)。そして再検査し、陰性であれば退所後の隔離(自主待機)は不要
5. 公共交通機関の不使用(対象:入国後の待機対象者)
自宅等で待機期間を過ごす人は、待機期間中に公共交通機関を利用してはいけません。
この公共交通機関には『鉄道、バス、タクシー、国内線の飛行機、旅客船』などが含まれます。
例外は入国時の空港から自宅など待機場所への公共交通機関を使った移動。これに限り可能です。
条件としては、検査から24時間以内に移動が完了すること。かつ自宅など待機場所への最短経路での移動に限ります。
6. 待機期間中の健康確認や位置情報の保存などの流れ




対象者は待機(隔離)中は、MySOSアプリを利用した健康状況のフォローアップ(確認)などに対応しなくてはなりません。
●検疫所へ「誓約書」の提出が必要です。14日間の公共交通機関の不使用、自宅等での待機、位置情報の保存・提示、接触確認アプリの導入等について誓約いただくことになります。「誓約書」が提出できない場合、検疫所が確保する宿泊施設等で待機していただきます。誓約に違反した場合は、検疫法に基づく停留措置の対象となり得るほか、(1)日本人については、氏名や、感染拡大防止に資する情報が公開され得ること、(2)在留資格保持者については、氏名、国籍や感染拡大防止に資する情報が公開され得ること、また、在留資格取消手続及び退去強制手続等の対象となり得ることがあります。
●これまでに、69名を公表しております。(令和3年11月2日現在)
厚生労働省ホームページ-検疫所が確保する宿泊施設での待機・誓約書の提出について
健康状態や位置情報の報告を怠った場合など、なにか正当な理由がなく誓約の内容に違反した場合は氏名公表など措置がとられる場合があります。
入国後の待機中のMySOSアプリを利用した健康状況のフォローアップについては『日本へ入国・帰国した皆さまへ』(厚生労働省・入国者健康確認センター)に詳しい説明やQ&Aがあるので参考になりますよ。
つまりスマートフォンでインターネットを利用できるようにしておかねばいけませんし、待機期間中のフォローアップを行っている「入国者健康確認センター」に問い合わせしたい場合など日本の電話番号で通話もできた方が絶対良いですよね。
待機中に具合が悪くなる場合もあるかもしれません。
緊急時にすぐ電話連絡をとれたり、かけられたりするように、一時帰国の方以外に本帰国の方も帰国後すぐに日本で音声通話ができるSIMカードを海外で事前に購入しておくことをおすすめします(赤色に区分された国・地域からの入国者は、空港での検査後そのまま待機施設に移動するため空港受取りができるか不明なので要業者に確認)。
気軽に通話を発信&着信できる電話番号があると本当に便利です。特に着信。一度使うとありがたみが分かりました。
『ジャパンSIMカード』だとソフトバンク回線を使うので日本の携帯電話番号が入手でき、インターネットも利用できるのでおすすめです。
時間に余裕があれば海外の自宅住所までSIMを送付してくれます。携帯電話の番号もSIMが届き次第分かります。
別記事で使い方や感想などまとめているので詳しくはこちらをご参考ください。

また、電話も使えた方が良いと思いますが、インターネットだけ使えればいいという方はレンタルWIFIがあるといいですね。
【Wifiレンタルどっとこむ】 は有名なのと安いので私もWIFIをレンタルするならここを使ってます。
空港で受け取りもできるので、帰国後早々にインターネットが使えるので便利ですよね。電源を入れるだけで設定などは必要ないですし。
Wifiレンタルどっとこむは国内用レンタルWIFI3年連続NO.1らしいです。空港の検疫エリア内でスマートフォンのレンタル対応している会社【株式会社ビジョン】が運営しています。
公式サイトはこちら。
あと私は利用したことがありませんが、国内のレンタルWIFIだと『NETAGE』さんとかも有名です。
ただ空港受取りはやったいないみたいですね。宅配受取りはあります。
いろいろなレンタル会社さんがあると思いますがご参考まで。
- 【Wifiレンタルどっとこむ】
/株式会社ビジョン(スマホのレンタルで厚労省の公式サイトに記載あり)
- 【NETAGE】
/株式会社モバイル・プランニング(株式会社ベネフィットジャパン グループ)
- 【Wifiレンタル屋さん】
/株式会社ジェイフィールド(法人取引先に省庁等もあり)
- 水際対策(厚生労働省)
- 新型コロナウイルス感染症について(厚生労働省検疫所)
- 新型コロナウイルス感染症に関する水際対策の強化に係る措置について(外務省)
- 日本へ入国・帰国した皆さまへ(厚生労働省・入国者健康確認センター)
海外に住む日本人等を対象とした日本でのワクチン接種支援、予約開始は日本時間7月19日正午からだそうです。
— Ann@ドイツ観光系🇩🇪タビシタ (@Ann01110628) July 14, 2021
予約サイトへのリンクは開始時間に外務省のサイトに記載されるとのこと。https://t.co/UGUQaqVo9Q https://t.co/pqQc2rrBpl
あくまで邦人=海外に住んでいる日本人については一時帰国の場合が対象となるので、日本に住民票がある方(海外に転出届を出していない方)は対象になりません。
本帰国される方や帰国時に転入届を出し、住民登録をした人も対象外です。
予約は7月19日(日本時間正午)からスタート。
予約サイトのURKやそのほかの条件・詳細は厚労省の公式サイトでご確認ください。Q&Aについてはこちら。
以上、日本入国時・帰国時の検疫についてのまとめでした。
この記事がお役に立てたなら幸いです。
個人的にはワクチン接種の証明書保持者は、入国前の検査がなくなるなどしてくれれば嬉しいなと思います。
それでは(=゚ω゚)ノ